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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第31章 鎮まらない疼き。


 「まあ、僕としては嬉しいんだけどね? やっと森脇さんにこう言う事が出来て。ほら、医務室では池田先生に邪魔をされちゃったから……」

 そう言うと、部長はアタシのアソコの亀裂を指先でなぞり、アタシの露が付着した指を舐める。坂内部長は、あの時は色々と葛藤があったのだと言う。部長はアタシの恰好から、モニタリングの途中で逃げ出したのだろうと直ぐに分かったそうだ。それなら、幾らアタシの顔が誘っている様に見えても、嫌なのではないかと。「触れたくて仕方が無かったのに、我慢していたんだよ」なんて言って微笑まれると、子供扱いされていたワケじゃなかったのかな、なんてちょっぴり嬉しくなった。

 「それより……、お腹はいっぱいになった?」

 「はい」

 「それじゃあ、場所を変えようか?」

 坂内部長はそう言うと、アタシのショーツを直し、靴を履かせてくれる。そしてテーブルの下から這い出ると、「お会計してくるね」と言って、伝票を持ってレジへと向かった。

 坂内部長の「場所を変えよう」と言う言葉の意味を考えると、ドキドキして顔が熱くなる。でも、終電の時間まで、あまり時間もない時刻になっている。部長はお家に帰らなくて大丈夫なのだろうか。

 アタシはすっかり乾いていたブラウスの上にジャケットを羽織り、鞄を持つと、レジで精算している坂内部長を追い掛けた。

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