おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第36章 幸せな痛み。
山岡さんはアタシをベッドの上に座らせると、その前に腰を下ろした。タオル一枚で身を隠したアタシ達は向かい合って座り、互いの目を見つめ合う。そして引力で吸い寄せられる様に、ゆっくりと互いの距離を縮めると、唇を重ね合わせた。
お風呂から上がったばかりのアタシ達の身体は熱くて。でも、それはお風呂だけの所為じゃない。
山岡さんの両手がアタシの両頬を包み、山岡さんの唇は何度も角度を変えてアタシに口付ける。アタシも両手で山岡さんの両頬を包み、同じ様に口付け、彼の舌に自分の舌を絡ませる。チュクチュクと淫らな水音が唇の隙間から零れると、互いの官能が刺激され、口付けは一層深く激しくなっていった。
「モリリン、もっと……舌を付き出して……」
そう言われて舌を突き出せば、宙で舌を絡め合うアタシ達。凄くエッチなキスに、アタシのアソコはジクジクと疼き始める。
アタシの両頬を包んでいた山岡さんの手は、ゆっくりと首筋を辿り、胸元へと下りていく。そしてバスタオルの縁に手を掛けると、ゆっくりとそれを剥いで床に落とした。露わになったアタシの小さな乳房を両手で包み、円を描く様に揉み上げる山岡さんの掌は熱くて。アタシの胸は、その熱に溶かされてしまうのではないかと錯覚する。