おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第36章 幸せな痛み。
"タコっCHUミニ"で、吸われて舐め回される快楽は、何度も体感したけれど。好きな人にされるのは、それとは全く別だった。身体に加えて心も気持ちいい。好きな人に愛されていると言う充足感は、オモチャでは決して感じる事の出来ない快楽だと思う。
「んあっ……やま……おかさん……。いいの……山岡さんの……舌……気持ちいい……」
アタシは身体を震わせながら、懸命に山岡さんに伝えようと試みる。山岡さんに身体を愛されると幸せだと。こんな風に満ち足りた気持ちになったのは、初めてだと。
「山岡さ……好きっ……大好きっ……!!」
アタシは胸に顔を埋める山岡さんの頭を抱き締めながら、自分の想いを口にする。すると、山岡さんは熱い溜息を吐き、アタシの身体をギュッと抱き締めると、「そんな可愛い事、言うなよ。おかしくなっちゃうだろ?」と言って、噛みつく様な口付けでアタシの口を塞いだ。
そこからの山岡さんの愛撫は激しくて。アタシの身体をベッドに押し倒すと、貪る様にアタシの身体のあちこちに吸い付いては、痕を残していく。乳房を捏ねる手は荒々しくて。乳首を摘まむ指は痛い程、強くて。でも、それが山岡さんの抑えられない気持ちなんだと思うと嬉しくて。痛みが快楽に変換されて、身体の奥を熱くさせた。