おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第36章 幸せな痛み。
「いいです……。山岡さんがいいの……。お願いだから、意地悪な事ばかり言わないで下さい……」
泣きそうになり、眉尻が八の字に下がる。一瞬にして、目には涙が溜まり、今にも零れそうだった。そんなアタシを見て、山岡さんは息を飲むと、「ゴメン」と言ってアタシをギュッと抱き締めた。密着する身体。張り詰めた山岡さんの欲棒をお腹に感じる。
「モリリンが可愛すぎて……虐めたくなる。俺ってガキだよな……」
そう言いながら、アタシの頭を宥める様に何度も撫でる山岡さん。
「山岡さんになら、虐められてもいいけど……。いっぱい愛してくれなきゃ……嫌です……」
アタシがそう言って山岡さんを抱き締め返すと、押し付けられていた山岡さんの分身が、ビクンと跳ねた。
「あー……。もうっ!! 本当に困った子だっ!! どうしてそんなに俺を煽るんだよっ!! 優しくしたいのに、出来なくなるじゃんっ!!」
そう言うと山岡さんは、アタシをギューっと抱き締めながら、顔中に口付けの雨を降らす。ゲリラ豪雨の様に激しく降る口付は、アタシの事をどれだけ好きかを表してくれている様で嬉しくなる。
「もう、本当に知らないからな? 嫌だって言っても、止めてあげないよ?」