おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第36章 幸せな痛み。
これまでのアタシは、身体が気持ちいい事を求めていただけだけど。今は違う。好きな人に愛されて、心を満たされたい。どんなにエッチな事をされても満たされなかったのは、これが足りなかったからじゃないのかなって思う。
山岡さんの指の動きが激しくなり、クリトリスを小刻みに揺さぶられると、アタシの背中は反り返り、腰は滅茶苦茶にガクガクと震えた。突き出したアタシの胸を山岡さんの口が捉え、吸い付きながら舌で乳首を転がす。乳首とクリトリスを同時に愛され、アタシはあられもない声を上げる。
「あああああんっ!! やぁっ!! それ駄目ぇっ!!」
「駄目じゃないでしょ? 気持ちいいっていいなよ?」
「やあぁぁぁんっ! 気持ちいいっ!! やぁっ! おかしくなっちゃう!!」
「いいよ、おかしくなりなよ。モリリンのエッチな顔、いっぱい俺に見せて……」
そう言うと山岡さんは、アタシのクリトリスをキュッと摘まんだ。
「ひゃうぅぅぅんっ!!」
その瞬間、アタシの腰は一際大きく跳ねると、絶頂に達してしまった。数回、ビクンビクンと身体が痙攣したあと、アタシの身体は力なくベッドに沈み込む。荒い呼吸を繰り返し、ボーッとしているアタシの顔を横目で見ながら、山岡さんはクリトリスを弄って愛液に塗れた指をペロッと舐めた。その横顔が淫らで、格好良くて。ボーッとしながらも、見惚れてしまった。