おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第37章 忙しい連休(その2)。
それから、山岡さんのお父様がお昼頃に帰ってくるまで、アタシ達は時間の許す限り抱き合った。翌朝から、お店を休業したお父様と山岡さんは、妹さんの居る親戚の家に行くんだそうで、もう少し一緒にいたかったのだけれど、夕方頃には別れて家に帰った。脚の間に感じる異物感は、未だ残っていて、山岡さんと繋がっていないのに、中に山岡さんがいるみたいで、アタシは幸せな気持ちでいられた。
夜、お風呂に入る時も、山岡さんがアタシの身体に刻んでくれた、たくさんの口付けの痕を見て、山岡さんと過ごした時間を思い出して顔が熱くなった。これから数日間、山岡さんと会えないけど、この痕が消える頃には、また会えるんだと思って耐える事にした。
お風呂から上がって部屋に戻ると、テーブルの上に置きっ放しだったスマートフォンのメールの着信を知らせるランプが点滅していた。開いて見ると、池田先生からで、「その後、変わりはないですか? 良かったら、明日、食事でも如何ですか?」とお誘いのメールだった。
特に予定もないアタシは、池田先生に了承のメールを送信すると、「明日、楽しみにしています」と返信が直ぐにきた。池田先生に、山岡さんとの事を報告した方がいいんだろうか。そんな事を考えながら、エッチをし過ぎて疲れていたアタシは、いつの間にか眠ってしまっていた。