おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第50章 【番外編】真夏の出来事(その1)。
「ははっ……。すっげぇ……。森脇のまんこ、キュウキュウ締め付けてくんのに、グチョグチョで……滑りが良くて……たまんねぇわ……。直ぐにイッちまいそ……」
パンパンと腰を叩き付けながら、下出がそう言う。普段なら卑猥な言葉の羅列に恥ずかしいと思う余裕が少しはあるのだけれど、同時に性感帯を攻められて、今はそんな事を考える余裕はなかった。それよりも、漏らさないようにしなくちゃと思うのに必死である。
いつも、そうなると皆さんは「出しちゃいなよ」と言うけれど。そして、それは尿ではないと言うけれど。ネットで調べてみると色んな意見があって、どれが本当か分からない。もし、オシッコだったら恥ずかしいから。だから我慢をするのだけれど。最終的には我慢が出来ずに、飛沫を撒き散らしてしまう。後始末が大変だから、出したくないんだけどな。
でも、身体がそう言う反応を示すと、何故か皆さんは嬉しそうで。それがオモチャだと尚更で。自分の企画・開発したオモチャの手応えを感じるからなんだろう。そう思うと、我慢はしちゃいけないのかなとも思う。結局は、我慢出来ずに出してしまうのだから、素直になればいいのに。未だ、心のどこかで抵抗感があるんだろうな。身体は正直なのに心がついて行ってない。
分かっているのに、今日も抗うアタシって馬鹿なのかな。でも、素直になって全てを受け入れてしまうと、堕落してしまいそうで怖い。仕事をそっちのけで、エッチな事ばかり考えてしまう様になったら、お仕舞だ。そうだ。だからアタシは抗わなくちゃいけないんだ。AD部で仕事を続ける為に。でも、皆さんに開発されて、どんどんエッチになっていく身体はつい流されてしまう。こんな風に、普通だったら異常な事も、受け入れてしまっている。