おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第50章 【番外編】真夏の出来事(その1)。
「なぁ、欲しいだろ? コレが『欲しい』って言ってみろよ?」
そう言って下出が欲棒を擦り付ける。だけど、よく見てよ。アタシの口は平川さんのでいっぱいなのに言えるワケないじゃん。まあ、口が自由であっても、下出には絶対に言わないけど。アタシは横目で下出を見ながら、平川さんの欲棒に奉仕を続けた。すると、一瞬、下出の顔が切なげに歪み、何かを言った様に唇が動いた。
けれど、アタシには何を言っているのかは聞き取れなかったし、唇の動きからも読み取る事が出来なかった。下出がどんな風にアタシを見ていて、どんな風にアタシを想っていたのかなんて、知らなかったから。もし、知っていたなら下出に対する気持ちが少しは変わっていたのだろうか? 少なくとも、敵視はしていなかったかも知れない。
結局、強請らないアタシに痺れを切らした下出は、アタシの腰を掴み直すとグイッと欲棒を捻じ込んで来た。ズンとお腹の奥に突き当たる衝撃と快楽に、思わず平川さんの欲棒から離れて声を上げてしまう。やっぱり指よりも太い欲棒で中を掻き回されるのは気持ちがいい。嫌いなヤツの欲棒でも。既に快楽を求めて疼いていた身体は、気持ちとは裏腹にすんなりと下出を受け入れて、涎を垂らす様に露を溢れさせた。
ジュブッジュプッと音を立てながら、アタシの中を下出の欲棒が行き来する。嬌声を上げて身悶えるアタシに追い打ちを掛けるが如く、山岡さんと川上さんの手が下半身へと伸び、クリトリスを弄び始めた。片方の指先に膣口に近い裏側を撫でられ、もう一方の指先に摘まんだり擦られたりすると、アソコがキュッとなる。更には入口に近い中の部分を下出のカリが引っ掛かる様に擦られると、尿意を我慢している時の感覚が急に襲ってきた。