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プリンセスさまのヒミツ

第4章 プリプリのお仕事!

「ここはу=αχとなるからして…。」

数学ってきらい。уやらαやらχやらどんだけアルファベットでてきたらきがすむの。でも今日は違う。たとえ数学でも授業が一番落ち着ける時間だ。

キーンコーンカーンコーン

私の落ち着ける時間が終わった…(ToT)

「きりつ、れい、着席。」

「真宮、見回り。」

「分かってる。」

大輔はみんなの前ではクールキャラを演じている。いわば外キャラだ。私と二人きりのときはドSという本性を出している。でも正直いうと私も外キャラを作っている。愛想がよくて、いつでも笑顔で、優しい。そんなキャラを演じている。たぶんプリプリのみんなは基本外キャラを作っているだろう。じゃなきゃプリプリなんてそーそーなれるもんじゃない。

「ねー大輔ぇ。この見回りって必要だと思う?」

「さぁ。」

「たとえ問題がおきても誰かが報告してくれるし、どーせ最終は先生がおさめるんだからいいじゃん。プリプリは雑用じゃないっつの。」

「あのさぁ、隣でブツブツうるさい。」

「あー、ごめん。」

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