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プリンセスさまのヒミツ

第5章 素直な気持ち

「ね、ねぇ大輔。」

「何?」

「さっきからなんで…手繋いでるわけ?」

「お前、危なっかしいから。いや?」

「あの、そーじゃなくて。さっきのソフトクリームで手ベトベトだから…。」

あと恥ずかしいっていうのも少しある。

「別にオレは気にしてねぇよ。ほら、急ぐぞ。」

「うん…。」

大輔はたまぁに優しいときがある。けどその優しさに甘えてしまって後々後悔してしまう。もしかして私大輔にきをつかわせてるんじゃないかな。

「ほら、手洗ってこいよ。オレはここで待ってるから。」

「ありがとう。」

私が大輔にしてあげられてることって…無い気がする。じゃあ私は大輔になにをしてあげられる?なにをすれば大輔は喜んでくれる?もぉ…分かんなくなってきちゃったよ。

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