テキストサイズ

プリンセスさまのヒミツ

第5章 素直な気持ち

「ごめんね大輔。」

「いいよ、別に。乃愛がそこまで本気で考えてるなんて思ってなかったし。それにちゃんと返事くれるんなら別にいい。」

大輔っていつもは意地悪なのにこういうときだけ優しいんだよね。反則だよ…大輔。

「もう遅いし、そろそろ帰るか。家まで送ってく。」

「ありがと(*^^*)」

今日で気づいたことは2つ。
1つめは私は大輔のことを敵視はしていないということ。
2つめは大輔は意外に優しいこと。
たぶん私はその大輔の優しさにドキドキしたんだと思う。

そしてその日から約束の日までの1週間はあっという間に過ぎていった。その期間中に私は告白の返事をはっきりと決めたのだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ