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短編集2

第2章 重力加速度

「これでいいかな?」


「うん、かっこいいよ。」







恋人のスーツのネクタイを締めて身だしなみをチェックする。






「変じゃねえ?」


「だいじょぶだって、いつまで心配してんの。誰も服なんか注目しないよ。」








そういうと目の前の恋人はブツブツと文句を言い始める。






「だってさー、両親に会いに行くんだぜ?最後くらいビシッと決めてーじゃん!」




「わかったから。ほら!はやく!」










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