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短編集2

第1章 傷跡

「シロ、俺のこと本当に好き?」





「うん、もちろん。」













そう言って、傷跡を埋めるように体を重ね始めたのはいつからだろうか。






見えない出口を探す子供のように、あなたはいつも迷ってる。












「はぁっ、シロ、イッ.....!!」





「僕もっ....!!」















こうやって、意味のない行為は僕にまた新しい傷を作って行く。

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