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teardrop

第6章 6滴

学校で体調を崩した事を気にして、透花は夜になると早めに就寝した。

しかし、真紀達の夢を見てうなされる。

怖い顔をして追いかけてくる二人に何故か笑ってる自分。

ガバッと起き上がって目を覚ます。

『…夢!?』

耳にまだ夢の中での真紀や志穂の声が残っている。

妙にリアリティーを感じる夢で心臓がドキドキしていた。

リビングへ行くと祖母がまだ起きていて、透花は何だか少しホッとする。

「透花、起きたの…随分早く寝てたけど体調悪いの?」と聞いてきた祖母。

椅子に腰を掛けると透花は「ううん、少し疲れてだけだよ」と言って、学校で保健室に居たことは隠した。

「本当に大丈夫?何だか、顔色悪いように見えるけど…」

「…さっき、ちょっと怖い夢みちゃって…そのせいかな」

祖母は「それならいいけど…」と言いながら、透花に温かい紅茶をいれた。

透花が学校は順調だと話して祖母を安心させる。

「あっ、そうだ!おばあちゃん、私ね…」

透花はバイトをしようと考えてる事を話した。

祖母が、まだ無理をしない方がいいのではないかと心配する。

透花も正直、不安はあるが元気になってきたし、色々な経験をしてみたいと話して説得した。

紅茶を飲みながら、どんなバイトが良いかなんて話をしてる内に時間は深夜を廻り、祖母も透花も眠気を感じ始めた。

夢の事も忘れ、気持ちが落ち着いた透花は安心して再び眠りについた。

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