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teardrop

第3章 3滴

少しリラックスした透花。

藤沢と松本がゲームをし始めた頃、透花は急に疲れが出て、ウトウトするとすぐに寝てしまった。

目が覚めると外はもう明るい。

薄い毛布が透花に一枚かけられていた。

藤沢と松本は力尽きたように転がったまま寝ている。

透花が毛布をたたんでいると松本も眠い目を擦りながら起きた。

透花が「朝になったし、電車も走ってる時間だからもう行く」と告げる。

松本は「道がわからないだろうし、自分もジュースを買いに行くついでに駅まで送るよ」と言って寝癖をなおしていた。

たたんだ毛布を透花はまた広げて、まだ寝てる藤沢にそっとかけた。

松本の家を出てから、二人は駅へと歩いていく。

松本は他愛ない話をしていたが駅が見えてくると「エロ本の事は他の女子には内緒にしといてね」と透花へお願いした。

駅に到着すると透花は松本に一晩泊めてくれたり送ってくれた事のお礼を言う。

松本は手を降りながら、来た道を戻っていった。

ホームに立って、透花は暫く考えていた。

電車が来ても、乗らずに見送ると「家には帰らない」と呟く。

そして、家の方向へ行く電車のホームとは反対側のホームに移動する。

ちょうど停車した電車に乗りこんで、街へと向かっていった。

そして、その後…透花は暫く学校に姿を現さなくなった。

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