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捨て犬

第12章 キス、してもい?

いくつか

俺の好きなメニューを

教えると


エミは

そのページに

綺麗に折り目をつけた



そして

その本を胸に抱きしめて

俺の顔を見上げると





きゅって

口角を上げた




あっ



笑った



笑った~~!!


すっげーうれしいくて
もう、俺どーしよう
なんか、なんか、なんか~!!
叫びたい気分~~!


ん~~~~っ

我慢できねぇ〜~~



「キスしてもい?」




とりあえずキスしたい!




「うん」



「エミも・・したい?」



「・・・うん・・」



その答えを聞いた瞬間
本を抱きしめたままの
エミをきつく抱きしめ

ちょっと強引な
キスをした

なんか
気持ち抑えられなくて

すっげ~
唾液出てた(笑)




キスのあと
エミを
俺の胸の中にしまうと

このまま
食器を片づけさせないで
朝までセックスしたい
とか思う



俺以外のことを
考えたりしないで
俺に夢中になって欲しかった



でも


セックスを
誘う勇気が



俺には
まだなかったんだ



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