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捨て犬

第12章 キス、してもい?

エミは
前に俺と風呂に入った時のように
俺の前に背中を向けて座った


俺は
そっと
その背中に身体を近づけ


ゆっくり


抱きしめてみた



「カズマ・・」


「なっ、なにっ?!」


ダ、ダメだった?

ちょっと
やりすぎたか?俺


「何?」


「え?何って何?」


「さっき
何か言いかけてたから」


「あ、あ~~
あ、いーよいーよ
何でもない。
もういいんだ、忘れて」


「うん」


よ、よかった

抱きしめるのはOKみたいだ


あぁ~・・

久しぶりに触れ合う素肌に
心が溶けそうになる

あんまり気持ちいいから
ちょっとエミの肩に顎を乗せて
俺は目を閉じた


好きな女と
肌が触れ合うって

ほんと
気持ちいい


エミの・・・におい・・・


この肌に
好きなだけ撫でまわして
舌をはわせたい

エミの甘い声が・・聞きたい

このまま…

このままずっと
抱きしめてたい


ちょっと手をズラせば
エミの胸があるのに
触れねーとか


ほんと地獄。



あっ




そろそろ

ヤバイ





形、変わりそう



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