捨て犬
第14章 食べたい?
「ん・・・
カズマ・・」
部屋に戻ると
エミが目を覚ました
「ごめん、起こしちゃったな
もう少し
寝かせてやろうと思ってたのに」
「ごめんなさい
寝ちゃって・・・」
なんだか
まだまどろんでるエミを
そっと後ろから抱きしめ
優しくエミの身体を
さすってやった
「いいんだよ
疲れたんだろ?
よく頑張ったな
お疲れさん」
そう言って
エミの髪に
音のするキスをすると
エミは
ゆっくりと振り向いて
俺に抱きついた
「カズマ・・」
「ん?」
「会いたかった・・」
「・・・・」
え・・
やばい
俺、泣きそう
「落ち着く・・」
まずい
マジで
すっげーまずい
潤んだ目を見られないように
俺は目を閉じて
エミをしっかりと
抱きしめた
俺にすがりつく
エミの腕が
いつもより強い
よく頑張ったな
って、もう一度
言ってやりたかったのに
俺は
泣いてしまいそうで
そんなわずかな一言さえ
言えないでいた
カズマ・・」
部屋に戻ると
エミが目を覚ました
「ごめん、起こしちゃったな
もう少し
寝かせてやろうと思ってたのに」
「ごめんなさい
寝ちゃって・・・」
なんだか
まだまどろんでるエミを
そっと後ろから抱きしめ
優しくエミの身体を
さすってやった
「いいんだよ
疲れたんだろ?
よく頑張ったな
お疲れさん」
そう言って
エミの髪に
音のするキスをすると
エミは
ゆっくりと振り向いて
俺に抱きついた
「カズマ・・」
「ん?」
「会いたかった・・」
「・・・・」
え・・
やばい
俺、泣きそう
「落ち着く・・」
まずい
マジで
すっげーまずい
潤んだ目を見られないように
俺は目を閉じて
エミをしっかりと
抱きしめた
俺にすがりつく
エミの腕が
いつもより強い
よく頑張ったな
って、もう一度
言ってやりたかったのに
俺は
泣いてしまいそうで
そんなわずかな一言さえ
言えないでいた