捨て犬
第20章 涙出てきちゃいました
エミと控室に入り
つけ髭を取ると
さっきまで
笑っていたエミは
心配そうな
顔で俺を見ていた
「カズマ・・大丈夫?」
「ずずっ・・・ん・・
大丈夫、大丈夫・・ずずっ」
「泣いてたよ?」
「うん・・・・
エミが・・さ・・っうっ・・・
笑ったの見たら
うっ・・・・
あぁ・・くっそ
また涙が・・・うっ
止まんねぇ・・
エミが笑ってたから
俺・・・・
うれしくて・・・」
「カズマ・・・」
エミは
涙を拭う俺に抱きついて
俺を見上げた
「私・・笑ってたの?」
「あぁ・・
笑ってたよ・・ずずっ」
「由香ちゃんみたいに?」
「え?」
「由香ちゃんみたいに
笑いたいの」
「な、なんで?」
「カズマが
由香ちゃんは
いつも笑顔で
明るくていい子だって・・」
エミ…
その言葉を聞いて
俺は強く
エミを抱きしめ返した
「エミはエミでいいんだ。
さっき笑ってたエミ
可愛いかったよ」
「……」
「俺、エミに
笑顔でいて欲しいって
思ってるけど
でも、どんなエミも
大好きだよ?
明るくても
明るくなくても
泣いてても
怒ってても
心配すんな
俺は
エミだけが
好きなんだから・・・・」
「カズマ・・・」
「キス・・・してもいい?」
「どうしよう・・・」
「ちょっとだけ」
「・・うん・・・」
その時
はにかんでるエミの顔は
いつもより
笑ってる気がした
つけ髭を取ると
さっきまで
笑っていたエミは
心配そうな
顔で俺を見ていた
「カズマ・・大丈夫?」
「ずずっ・・・ん・・
大丈夫、大丈夫・・ずずっ」
「泣いてたよ?」
「うん・・・・
エミが・・さ・・っうっ・・・
笑ったの見たら
うっ・・・・
あぁ・・くっそ
また涙が・・・うっ
止まんねぇ・・
エミが笑ってたから
俺・・・・
うれしくて・・・」
「カズマ・・・」
エミは
涙を拭う俺に抱きついて
俺を見上げた
「私・・笑ってたの?」
「あぁ・・
笑ってたよ・・ずずっ」
「由香ちゃんみたいに?」
「え?」
「由香ちゃんみたいに
笑いたいの」
「な、なんで?」
「カズマが
由香ちゃんは
いつも笑顔で
明るくていい子だって・・」
エミ…
その言葉を聞いて
俺は強く
エミを抱きしめ返した
「エミはエミでいいんだ。
さっき笑ってたエミ
可愛いかったよ」
「……」
「俺、エミに
笑顔でいて欲しいって
思ってるけど
でも、どんなエミも
大好きだよ?
明るくても
明るくなくても
泣いてても
怒ってても
心配すんな
俺は
エミだけが
好きなんだから・・・・」
「カズマ・・・」
「キス・・・してもいい?」
「どうしよう・・・」
「ちょっとだけ」
「・・うん・・・」
その時
はにかんでるエミの顔は
いつもより
笑ってる気がした