捨て犬
第5章 気持ちいい?
「いただきまーーす」
不安そうな顔で
エミが俺を見つめる中
俺は
恐る恐る
カレーを口に運んだ
エミは
すっげぇ
じ~~~っと俺を見てて
俺が口を開けると
ヤツも軽くクチを開けた(笑)
かわいい。
パクッ……
「んんっ?
んんんんっ?!」
「えっ…」
「うんまいっ!!!」
「うん」
う、うんかよっ!!
でも
その「うん」は
いつもと違ってて
ちょっと高い声だった
なんか…悪くねー。
なんか
俺がうれしー。
黒い焦げは入ってるけど
味は
そんなに変じゃない
それより
でっかい玉ねぎあったり
細長い人参があったりして
かなりウケた
腹減ってたから
俺は
あっと言う間に食べ終わって
もっとゆっくり食べれば良かった…
とか思った
「明日の朝、また食うべ!」
「うん」
エミが皿を洗ってる間
俺はタバコを吸った
なんだ?
この…落ち着く感じ
やけに
心地いいじゃねぇか・・
しばらくして
エミが台所から
戻ってきたから
「ココに座れ」
って床をたたいた
ベットにもたれて座る俺の前だ
俺は
エミに背中向けて座らせ
タバコ持ったまま
エミを後ろから抱きしめた
…ん…悪く無い
ちょっと
髪に顔を埋めてみると
すげー…気持ちいい…
「なぁ…タバコ吸える?」
「吸ったことない」
「ふ~ん…」
「なんで?」
「………っ?!!!
お前!
い、今、
なんでって言ったよな?!
お前に質問されたの
はじめてじゃん!!!」
「うん」
「あ~~~!!
くっそ~~~!!
せっかく質問きたのに
俺、回答できねぇ~!
さっきの質問
全く意味
なかったんだよなぁ〜〜」
「………」
返事の無いエミの
俺からは見えない
表情を想像しながら
エミを抱きしめたまま
俺は残りのタバコを
味わうように吸った
吸い終わると
両手でエミを抱きしめ
また
エミの髪に顔を埋めた
ちいさなエミは
何も言わずに
ただただ
俺の胸の中で
小さくなっていた
不安そうな顔で
エミが俺を見つめる中
俺は
恐る恐る
カレーを口に運んだ
エミは
すっげぇ
じ~~~っと俺を見てて
俺が口を開けると
ヤツも軽くクチを開けた(笑)
かわいい。
パクッ……
「んんっ?
んんんんっ?!」
「えっ…」
「うんまいっ!!!」
「うん」
う、うんかよっ!!
でも
その「うん」は
いつもと違ってて
ちょっと高い声だった
なんか…悪くねー。
なんか
俺がうれしー。
黒い焦げは入ってるけど
味は
そんなに変じゃない
それより
でっかい玉ねぎあったり
細長い人参があったりして
かなりウケた
腹減ってたから
俺は
あっと言う間に食べ終わって
もっとゆっくり食べれば良かった…
とか思った
「明日の朝、また食うべ!」
「うん」
エミが皿を洗ってる間
俺はタバコを吸った
なんだ?
この…落ち着く感じ
やけに
心地いいじゃねぇか・・
しばらくして
エミが台所から
戻ってきたから
「ココに座れ」
って床をたたいた
ベットにもたれて座る俺の前だ
俺は
エミに背中向けて座らせ
タバコ持ったまま
エミを後ろから抱きしめた
…ん…悪く無い
ちょっと
髪に顔を埋めてみると
すげー…気持ちいい…
「なぁ…タバコ吸える?」
「吸ったことない」
「ふ~ん…」
「なんで?」
「………っ?!!!
お前!
い、今、
なんでって言ったよな?!
お前に質問されたの
はじめてじゃん!!!」
「うん」
「あ~~~!!
くっそ~~~!!
せっかく質問きたのに
俺、回答できねぇ~!
さっきの質問
全く意味
なかったんだよなぁ〜〜」
「………」
返事の無いエミの
俺からは見えない
表情を想像しながら
エミを抱きしめたまま
俺は残りのタバコを
味わうように吸った
吸い終わると
両手でエミを抱きしめ
また
エミの髪に顔を埋めた
ちいさなエミは
何も言わずに
ただただ
俺の胸の中で
小さくなっていた