捨て犬
第6章 もっと・・・されたい?
その翌日から
俺達は
「いってきます」と
「ただいま」の
キスをするようになった
それから
飯の後は
タバコを吸いながら
必ずエミを抱きしめ
俺は
エミの髪に
顔を埋めるようにもなった
眠る前は
ベットで抱き合って
深いキスをしたり
舌先を舐めたり…
それで
エミの息が上がってきたら
俺はキスをやめて
エミを強く抱きしめ
それ以上の事はしないまま
2人寄り添って
毎日眠った
そんなことを始めて
一週間
今日も
俺はエミを向かい合わせで
抱きしめて眠りに落ちた
ふと
夜中に目が覚めると
エミは俺に背を向け
丸く膝を抱えて眠っている
まただ。
エミは
いつも気がつくと
俺の腕の中にはいなくて
まるで
段ボールの中の捨て犬のように
身体を丸めて
眠っている
不安なのか
ただの癖なのか…。
その様子を見ると
俺は妙に凹んだ
相変わらず
無表情なエミ
いつか
膝なんか抱えないで
俺を抱きしめて
眠るように
なってくれたらいいのに
俺達は
「いってきます」と
「ただいま」の
キスをするようになった
それから
飯の後は
タバコを吸いながら
必ずエミを抱きしめ
俺は
エミの髪に
顔を埋めるようにもなった
眠る前は
ベットで抱き合って
深いキスをしたり
舌先を舐めたり…
それで
エミの息が上がってきたら
俺はキスをやめて
エミを強く抱きしめ
それ以上の事はしないまま
2人寄り添って
毎日眠った
そんなことを始めて
一週間
今日も
俺はエミを向かい合わせで
抱きしめて眠りに落ちた
ふと
夜中に目が覚めると
エミは俺に背を向け
丸く膝を抱えて眠っている
まただ。
エミは
いつも気がつくと
俺の腕の中にはいなくて
まるで
段ボールの中の捨て犬のように
身体を丸めて
眠っている
不安なのか
ただの癖なのか…。
その様子を見ると
俺は妙に凹んだ
相変わらず
無表情なエミ
いつか
膝なんか抱えないで
俺を抱きしめて
眠るように
なってくれたらいいのに