捨て犬
第6章 もっと・・・されたい?
そんなことがあった
翌日の夜
「さ、寝るか」
今日も俺は
エミにキスをする
二人は
もうベットの上
向かい合って座り
いつものように
深く丁寧なキスをして
俺は
エミの息が上がるのを待った
何度も舌先を触れ合わせてると
いつものように
エミの息は熱くなり
その吐息に
小さな声みたいなのが
混じりはじめた
舌先を俺が攻めた時
エミが俺の胸を押したのは
感じたからだと
俺は確信していた
様子をうかがいながら
更に舌先を攻め続けると
エミは軽く俺のTシャツを
ぎゅっと握りしめた
間違いない
感じてる
だとしたら・・・
俺は
感じてるエミの顔が
猛烈に見たくなった
「なぁ・・」
目を閉じたままのエミに
声をかけると
エミはゆっくりと目を開けて
俺を見上げた
たまんねぇ・・
俺を見つめる
エミのその瞳は
すごく・・虚ろで
今にも眠ってしまいそうで
いや・・
エロくて
とろけるような
目をしていた
俺は
そんなエミを
もっと感じさせたくて
うつろな瞳を見つめながら
胸元に手をのばした
エミは
眠るときブラはしない
薄いキャミソールの上から
乳首を指で探り
すぐに見つけたその先端を
左右に転がすと
エミが
微かに眉間にしわを寄せた
「・・エミ」
あっ・・・
思わずエミの名前を
呼んじゃって
俺、なんか照れてる
俺が名前を呼んだからか
トロンとしたエミの目が
一瞬丸くなって俺を見たけど
乳首をなぞる指を
爪に変えて
また左右に転がすと
エミは
乳首を固くさせながら
またすぐに
エロい顔にもどった
やべぇ・・
俺まで
硬くなってる
そんで
なんでか知らねーけど
心臓がバクバクなってる
なんで?
女抱くなんて
珍しくねーのに
エミを抱くのも
初めてじゃねーのに。