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捨て犬

第8章 ひとりにすんな・・・

その数日後は
エミの誕生日だった


俺はこっそり
プレゼントを用意して
エミを喜ばせるつもりなんだ


そんな俺は
朝からソワソワしながら
エミに夜のご飯は
何も作らないで待ってるように伝えて
俺は仕事に出かけた


そして計画通り
昼休みにプレゼントも買って
準備OK

午後からは
なんだか落ち着かなくて
仕事なんか手につかねー


俺、どーしちゃったんだよ

ホント。

マジで。



けどさ
なかなか予定通りにはいかないもんで
あと少しで定時って頃に
仕事でトラブル発生


くっそ、なんで今日なんだよ!


って思いながらも
必死で対処したけど
仕事は全く終わらず
時間だけがどんどん過ぎていく


俺の家に電話はない。


エミ
腹すかして
待ってるよな・・・


エミが気になって仕方ないけど
どーする事もできなくて
イライラすっから
仕事も進まない


そんで
やっと仕事を終えたのが22時

家に着くのは11時近くか・・


とにかく俺は
急いで会社を出て
駅までひたすら走っていた


けど
エミへのプレゼントが
邪魔で早く走れない

くっそ!
重いしデカイし
ホント、ムカつく!!

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