ディアブロ☆~共同生活約150日~
第16章 お正月
「いただきまぁーす!」
『いただきます。』
買い物から帰った私は
多田さんから受け取った
年賀状をそれぞれ振り分けたあと
純くんと夕食を食べた。
「みんなでごはん食べたのも
かなり久しぶりだったけど
2人で食べるのも久々だね。」
『ここ1ヶ月半はめまぐるしく
忙しかったもんね。』
「本当だねぇー。色んなところ行き過ぎて疲れたよ。
だからこの連休はいっぱい
イチャイチャして癒やして
くれるでしょー??」
『えっ……私?』
「うん。陽菜ちゃんと2人だし。」
純くんは私の顔を嬉しそうに覗き込んだ。
「そーだ。久しぶりに一緒に
お風呂入ろうか。」
『お風呂?』
「うん。ね?」
『わ…わかった。』
全く悪気のなさそうな純くんに
つい承諾してしまった。
「先、頭洗ってるねー♪」
食器を洗っている私の
後ろをすり抜けて
純くんはお風呂場に向かった。
(やっぱり男の子とお風呂って
緊張するな…。)
私はそう思いながら
タオルを巻いてお風呂場に入った。