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ディアブロ☆~共同生活約150日~

第16章 お正月


純くんは強引に私の腕を引いて

自室に私を連れ込んだ。







純くんの部屋はライトグリーンを基調とした

明るい部屋だった。








「おいで。」






真剣な眼差しのまま

私をベッドに引きずり込む。







『じゅっ…純くん?

どうしたの?』



「陽菜ちゃん。僕のこといつまでも

甘えん坊な末っ子だと

思ってるかもしれないけど

僕だってもう立派な男だからね。」



『うん…。

んんっ…!』








純くんは無理やり私の頬をつかみ

激しく舌を絡ませてきた。








『ゃっ…。』



「僕だから…強引に襲ったり

しないって思ってた?」



『んんんっ…。』






荒々しい手つきで胸をまさぐりながら

何度も舌を絡ませてくる。







『ゃぁっ…やめてっ…。

やだ…純くん!』







私が名前を呼ぶと

ハッとして私の目を見た。









「うん。ごめんね。」








私はそのまま純くんに

犯されてしまうのかと思っていると

純くんはいきなり手を止めて

私に謝罪した。









「いきなりごめん。

なんか…なんだろう…。

陽菜ちゃん、僕のこと

1人の男として考えて

ないんじゃないかなぁって

思ったらちょっとカッとなって…。」



『大丈夫だよ。』



「怖かったでしょ。

本当にごめんなさい。」








そう言った時の顔は

いつもの純くんの顔に戻っていた。





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