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ディアブロ☆~共同生活約150日~

第4章 寺岡純―テラオカ ジュン―




―翌朝。






(昨日何も聞かなかったけど

みんな朝食はいらないのかな?)






多田さんから渡された

メモによると

朝食は欲しいと言われなければ

作らなくていいとのことだった。









(えと…今日のスケジュールは



昨日の二人が撮影で0時上がり

ロケ組は…まだか。



今日は夜中まで誰も

帰って来ないのね。)









「おはよう。」



『あ…水輝くん。

おはようございます。』



「今日仕事終わるの遅いから

夕食は純とどっかで

食べてくることにしたから。」



『わかりました。』



「あと、この間クリーニングに

出してたの、今日取ってきて

ってたっくんから連絡あった。」



『はい。』








仕事の連絡をした水輝くんは

急にソファの横に座って

私の肩に手をかけた。







『?』



「昨日、純にハメられたでしょ。」



『え…!?な…なんで…。』



「あんなデカい声で

喘いでたから

トイレまで丸聞こえだって。


まぁ俺はそういう女の子が

大好きだから

誰かに告げ口したりしないよ。」



『……///』



「今日も朝の一発

やっておく?」



『ゃっ…』






「水輝くん!多田さん下

着いてるってー!」








水輝くんが胸に手を伸ばした瞬間

後ろから聞こえた

純くんの声に救われた。






「じゃ、陽菜ちゃん

いってきます。」



「いってきまーす!」








(本当に…あの獣は

アイドルなんだろうか。)






私はそう考えながら

今日の仕事を始めた。











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