ディアブロ☆~共同生活約150日~
第5章 藍沢琉斗―アイザワ リュウト―
目の前には大きな
池が出来ていた。
(これ全部…私が?)
「アナルはまだまだだけど
楽しかったよ。
片付けは俺がしとくから。」
琉斗くんはいつにない
優しさで私に呟き
おでこにキスをした。
(水輝くんが…私とHしたこと
琉斗くんに言ったって
ことだよね?)
私は色々と疑問が浮かんだが
考える間もなく
琉斗くんの部屋を後にして
自室に戻った。
軽くシャワーをして
出てくると
何事も無かったように
リビングでテレビを
見ている琉斗くんがいた。
私は無言で夕食の
したくを始めた。
「あ…このロケ。
逞が帰りにパスポート無くした
って騒いで
危うく飛行機乗り過ごす
とこだったんだよ。
空港で全部荷物広げたくせに
手荷物のバッグに入ってたんだ。
アイツリーダーのくせに
おっちょこちょいなんだよな。」
琉斗くんは自分たちの
番組をみながら
そう話した。
(琉斗くんと…少し仲良く
なれたのかな?
こんなこと話して
くれる人だと思ってなかった。)
夕食を終えて
琉斗くんのあとに
私はお風呂に入った。
私が起きている間は
他のメンバーは
誰も帰って来なかった。