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ディアブロ☆~共同生活約150日~

第7章 神崎逞―カンザキ タクマ―




「俺が中学卒業するくらいかな…。


君たち今日からグループだから。

って言われて集められて

はい、お前リーダー。

って決められて。


多分みんなメンバーの

顔ぶれみて不安だったと思う。


でもそんなぐちゃぐちゃだった

俺らを、純の親である常務が

一生懸命まとめようと

してくれてたんだ。


それから俺たちはなんとか

目標を目指して

まとまって来たかな

って時に、常務が病気で

亡くなって。



それで純がだいぶ

塞ぎ込んじゃって

それで5人で共同生活

することになった。



それからはみんなやっと

ひとつになれたんだよな。

まじ喧嘩もできるようになった。


最初はマネージャーが

面倒見てくれてたけど

だんだん忙しくなって

家政婦使うことになったんだ。」






『そんなことがあったんですね。』



「あぁ。うちに家政婦を

雇うようになってから

2年経つけど

一番続いた子で2ヶ月かな。

でもお前は今までと

違うとみた!

だから契約終了まで

頑張ろうな。」



『はい。ありがとうございます。』



「やべっ。話しすぎたな!

そろそろ行く!

何かあったら連絡して!」



『いってらっしゃい。』





―バタンッ。





一通り話したあと

逞くんは急ぎ足で家を出た。






(今は超人気グループなのに

裏では色んなことあったんだな。


やっぱみんな何か抱えて

ストレスと戦ってるんだ。

よし。明日からも頑張ろう。


逞くんの言うとおり

絶対契約終了まで頑張る!)







『おーっ!』







私は一人になったリビングで

拳を高く上げ、気合いを入れた。










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