ディアブロ☆~共同生活約150日~
第10章 休暇
翌朝。
多田さんが迎えに来るまで
みんなはリビングで待っていた。
「3日も陽菜ちゃんに
会えないなんて寂しい…。」
純くんが本当に寂しそうな
顔をして言った。
『純くん、そんな悲しい顔
しなくて大丈夫。
ずっと会えなくなる
わけじゃないんだから…。』
「それより、気持ちいいこと
出来なくて寂しいのは
陽菜ちゃんの方じゃない?」
『…///』
水輝くんが耳元で言うから
私は少し赤くなった。
「お前また変なこと
陽菜に吹き込むんじゃねー。」
「いってぇ!叩くことないじゃん。
たっくんDV!」
「何がDVだよバカ。
…多田さん着いたみたい。
行くぞー。」
「いってきまーす。」
『いってらっしゃい。』
―バタン。
『ふぅ…。』
私はみんながいなくなった後
部屋を掃除して
久々に自宅へ戻った。