ディアブロ☆~共同生活約150日~
第10章 休暇
(…逞くん?噂をすれば…。)
私は逞くんからの
メールを開いた。
「お疲れ。
久々の休み、リフレッシュ
出来てるか??
こっちは冬にも関わらず
結構暖かくて快適。
飯も陽菜が作ったのより
めっちゃ美味いぞ!
残りの時間ゆっくり
休んでまたよろしく。
くれぐれも体調崩さないように。」
そしてそのメールには
5人で食事している
写真が添付されていた。
(みんな楽しそうだなぁ。
本当にただの友達みたい。)
ふと表情が緩んだ。
―ブーッ…ブーッ…。
するとまもなく
今度は多田さんからの
メールだった。
「急で申し訳ないんだけど
来週の日曜日、会社の
創立記念パーティーに
須藤さんも出席いただく
ことになりました。
なので、この休日中に
パーティー用の洋服を
決めておいてくれたら
助かります。」
(げ…。
私も創立記念パーティーに?
普段メンバーと多田さん以外
会社の人とは全く会ったこと
無いし…。
第一、家政婦です。って
パーティー参加するの
おかしくない!?)
私はそうモヤモヤしながら
翌日買い物へ出かけた。