ディアブロ☆~共同生活約150日~
第11章 創立記念パーティー
『はぁ~~…』
―それから何事も無くパーティーが終わり
珍しく全員がオフのメンバーと共に寮に帰宅した。
「お前な、マネージャーとして行ったのに連れ出されてんじゃねぇよ。」
『ごめんなさい…。』
帰宅して早々、みんなはそれぞれ部屋に戻ったり
お風呂に入っていた。
リビングに残っていた私は
逞くんから説教を受けていた。
「だいたいお前は押しに弱すぎ!」
『はい…。』
「いや…ちょっと…あの…って言ってても仕方ないだろーが。」
『はい…その通りです。』
「お前も一応カワモトプロダクションの社員なんだから
いつまた他と関わるかわからないんだから
イヤな時はイヤ
ダメな時はダメ
ってきっぱり断ること!」
『わかりました…。』
(はぁ…私、メンバーを見張るために行ったのに
逆に足手まといになるなんて…。)
そう考えながら私はしゅんと下を向いていた。