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和也side


いつものように家に帰ると、すぐに部屋にこもってゲームをする。

すこしして、

和「喉乾いたな……下行こっと。」

自室から出て、１階に降りる。

キッチンはリビングを通らないといけないから、リビングに入ろうとすると、

中から、俺のことを話しているであろう、智にぃと潤の声が聞こえてきた。

気になって聞いていると、

潤「……は知ってるけど、まさかされている側の人達に殺されるなんて……」

え……？

思わずドアを勢いよくあけ、智にぃの肩をゆさぶる。

どういうこと？父さん達は事故に遭ったんじゃないの？

殺された？

床に泣きながら、座り込んだ俺を智にぃが抱き締める。

そして、あの日のことを全部話してくれた。

そして、雅紀のことも。

俺……勘違いしてたんだ………

なにも知らないくせに勝手に雅紀のせいにした。

なんにも悪くない雅紀のことを、勝手に決めつけて嫌みを言ったり、避けた。

雅紀…………まーくん……ごめんね………

謝っても無理だってわかってるけど、もう遅いってわかってるけど、心のなかで何度も謝った。

そんな俺を、智にぃが優しく抱き締め、背中を擦ってくれた。