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A family is the best

第8章 助ける

智side


急いで打ち合わせを終わらして、もう一度翔に電話を掛けた。

プルルルルル

プルルルルル

呼び出し音にイライラしてくる。

早くでて‼

プルルガチャ

でた‼

智「もしもし翔?」

翔「智にぃ……俺……俺……」

どうしたんだろう。翔にしては落ち着きがない。

智「どうしたの?もしかして………雅が……?」

翔「雅紀は大丈夫。病院にきて……智にぃ。俺……どうすればいいの?」

珍しく不安そうな翔の声。

病院の名前を聞いて、おいらはすぐに病院に向かった。

病院につくと、受け付けに雅の名前を聞いて病室がどこなのかを聞いた。

聞いた病室に早足で向かい、ドアを開けるとそこにはベッドで点滴をされて眠っている雅と

その雅を見つめながら、ベッドの横で突っ立っている翔がいた。

智「翔?」

そう声を掛けると、翔が振り向いた。

おいらの姿をうつしたその瞳には、涙が光っていた。

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