方位磁石の指す方向。
第9章 scene 8
櫻井side
「また来る?」
「んー…わかんない。
翔くんの邪魔するなーって
智に怒られそうだしなぁ…」
どうしようかなー?なんて
俺を見つめながら言ってる。
…ふふ。
俺に言ってほしいんでしょ?
来て欲しいって。
「…んー、
別に俺はどっちでもいいよ?
邪魔なんかにならないしさ。
あーでも、明日はだめ。」
「なんでー?」
「なんでも。」
「えー…」
えーって…。
来るつもりだったのかよ。
そんなこと思ったら、
また好きになるじゃないか。
「だめ?」
「あぁ、だめだ。」
「なーんでっ」
「俺にだって用事くらいありますぅー」
「むーっ…」
用事ってなんだよー!なんて
俺の肩を揺さぶる。
「サッカー。」
「…へ?」
「サッカー。部活。
これでいい?」
「…ふーん。
潤くんと?」
あぁ、そうか。
…コイツ、嫉妬してるのか。
「あぁ、そうだよ。
アイツはほんと使えるぞ〜。」
「ふーん…」
今多分二宮は、
『恋人といるのに他のヤツの
話しないでよっ!』
という感じの女と同じ心情だろう。
「また来る?」
「んー…わかんない。
翔くんの邪魔するなーって
智に怒られそうだしなぁ…」
どうしようかなー?なんて
俺を見つめながら言ってる。
…ふふ。
俺に言ってほしいんでしょ?
来て欲しいって。
「…んー、
別に俺はどっちでもいいよ?
邪魔なんかにならないしさ。
あーでも、明日はだめ。」
「なんでー?」
「なんでも。」
「えー…」
えーって…。
来るつもりだったのかよ。
そんなこと思ったら、
また好きになるじゃないか。
「だめ?」
「あぁ、だめだ。」
「なーんでっ」
「俺にだって用事くらいありますぅー」
「むーっ…」
用事ってなんだよー!なんて
俺の肩を揺さぶる。
「サッカー。」
「…へ?」
「サッカー。部活。
これでいい?」
「…ふーん。
潤くんと?」
あぁ、そうか。
…コイツ、嫉妬してるのか。
「あぁ、そうだよ。
アイツはほんと使えるぞ〜。」
「ふーん…」
今多分二宮は、
『恋人といるのに他のヤツの
話しないでよっ!』
という感じの女と同じ心情だろう。