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バカじゃないの!?

第4章 看病


6時間目のチャイムがなり
教室に入ると同時に
古典の先生が入ってきた


「他のクラスより遅れてるから今日は飛ばすよ」


そう言って
さっそく黒板に字を書ていく


みんな
ひらすら板書をする




その時一瞬私の目に
北条聖夜が映った




もう完全に風邪治ったのかな


あの日北条聖夜が寝た後
またタオルを水で絞り直し
おでこにのせてから
家を出た。

鍵はやっぱりポストに入れ
置き手紙を残した




にしても
あいつが1人暮らしなんて…


もっとお坊ちゃま的なやつ
かと思ってた


ご飯もインスタント
ばっかみたいだし


って…
何ちょっと
心配しちゃってんのよ私





結局6時間目の授業は
なぜか北条聖夜のことを
考えて終わった。


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