バカじゃないの!?
第4章 看病
「看病?」
「まぁ…そうなるかな?」
月曜日の5時間目の休み時間
私は咲と廊下で
窓の外を見ながら
あの話をしていた
北条聖夜は朝から普段通り
学校に来ていた
土日の間に治したんだろう
「あんなけイヤイヤ言ってたのに?」
「なんか…弱ってると助けちゃうって言うかなんて言うか…」
「はる惚れたんじゃないの?」
そう言ってクスクス笑う
咲にはこの前
惚れさせる宣言の話をした
「惚れてない!」
「素直になりなよ」
私の肩をポンポンと叩く
冗談じゃないわよあんなやつ!
キーンコーンカーンコーン