バカじゃないの!?
第6章 耳
「なんで出来るの?」
くるくる回りながら
私は北条聖夜に聞いた
「昔ちょっとだけやってた」
すごい習い事だな
少し楽しくなってきた時
私がバランスを崩した
床に倒れ私が
北条聖夜を押し倒す形になる
「あ、ごめん」
離れようとすると
腕をつかまれ気付けば
北条聖夜が
私を押し倒す形になっていた
「ちょ…なに」
ゆっくりと顔が近づく
「…っキスしたら…殴るよ」
「キスはしない」
「‘は’って…」
すると北条聖夜は私の
耳を舐めてきた
「ひゃっ!」
なに!?
「いい声。」