禁断の甘い果実
第1章 *禁忌の始まり*
……俺は……
桐生にイカされた後……
桐生を抱き締めて優しく、
Kissをした……
「……桐生……
サンキュー♪気持ちかったよ♪」
……するとなんと……
桐生が涙を流して居た……
「……ッツ……」
「……え、桐生……
お前何泣いて……」
「……何でも無いよ……」
「……お前……
何でも無い訳無いだろ!
どうしたんだよ!
兄ちゃんに話してみな?」
「……マジで……兄ちゃん、
何でも無いから……」
「……桐生……やっぱり、
男同士なんて嫌だったか?……」
「……違う!……
優希とデキて嬉しかったよ……」
「……じゃあ何で?……」
「……ごめん……
今は言えない……」
「……桐生……
解った。無理には聞かないよ。
落ち着いたら下降りて来な?
夕飯食うから。」
「……うん、解った……」
……俺は……
桐生の髪を優しく撫でると、
一足先に下に降りて行った。