禁断の甘い果実
第1章 *禁忌の始まり*
……桐生Side……
……嫌な訳が無かった……
……優希は……
俺の一番愛する人なのだから……
……だからこそ……
この俺の気持ちを兄貴には、
口が避けても言うべきでは無いと、
思った……
……でも……
俺の気持ちにもう嘘は着けない……
……ねえ……
好きで居ていいかな?……
……愛して居ていいかな?……
……俺の実の兄貴の事……
愛して居てもいい?……
……貴方にけして……
この気持ちは打ち明け無いから……
……そろそろ……
兄貴が心配してるから下に、
行こうかな……
……俺は……
涙を拭うと兄貴が待つ下に、
下りて行った。