禁断の甘い果実
第1章 *禁忌の始まり*
……俺は……
……早川桐生……
高校1年になったばかりの、
まあ青春真っただ中って奴だ。笑
皆からはいわゆるイケメンって、
言われてるけど自分じゃ、
良く解らねー。
彼女は居ないじゃ無くて、
作ら無いが正論かな?
……だって俺には……
……誰にも言えない……
絶対的な秘密が合った……
……俺は……
この秘密は口が避けても、
絶対言わない。
……いや、言えない……
なんて俺が物思いに部屋で、
ベッドに寝転がって居たら1階の、
リビングからお袋の、
けたたましい叫び声が聞こえて来た。
「……桐生!桐生!……
降りて来なさい!」
……ちぇっ……
なんだよ、人が物思いに
ふけって居たのに。
「……あ?……
なんだよ、うるせーな!」
……俺は……
仕方無くリビングに降りて行った。
「……てか何?……
うるせーんだけど?」
「……桐生?……
今日からお父さんとお母さん、
親戚に不幸が起きたから、
3日間家留守にしなきゃ行けないのよ。」
「……あー?……
今日だっけ?」
「……そうよ。……
桐生お兄ちゃんとお留守番、
お願いね?」
すると親父が、
「……桐生……
お兄ちゃんの言う事ちゃんと、
聞くんだぞ?
留守番出来るよな?」
「……はあ?……
出来るに決まってんじゃん!
幾つだと思ってんだよ!」
「ちゃんと留守番してたら、
お土産買って来てやるから♪」
「葬式行くのに、
土産なんか要らないから!
子供じゃあるまいし!」
「……桐生……
夕飯カレー作ってあるから、
お兄ちゃんとチンして食べなさい。」
「……てか……
兄貴何時頃帰ってくんの?」
「6時頃には帰るわよ?」
「……ふーん……解った。」
「……きゃ、貴方……
時間だわ。急がないと。じゃあ、
桐生留守番お願いね?」
「……桐生……頼んだぞ?……」
「……はいはい。……
おじさんとおばさんによろしく!
気を付けて行って来いよ!」
「……はあい!……
有難う!」
「……じゃあな、桐生!……」
こうしてお袋達は慌しく家を、
出て行った。