禁断の甘い果実
第3章 *復讐*
「……あっあん優希……もっと……」
……ああやっぱり。笑笑……
SEXしてる。笑笑♪
……だけど次の瞬間……俺は、
その優希とやらの発した声を聞いて、
暫くの間体が動かなくなった……
「……ああ麗華麗華……最高だ♡……」
……え、この声?……まさか……
次の瞬間振り返ったその男の顔を見た俺は、
その男とバッチリ視線が合ってしまった。
その声の主はやっぱり!!
「……え、優希何これ?……」
「……え、桐生か?……」
……そう……誰も居ない資料室で、
悩ましいSEXをして居た人物は、
俺が愛して病まない人……
……優希だったんだ……
「……麗華!ワリー!……
今日ここまでな!」
「……えー優希無理よお……」
「……ばか!……弟に見られた!……」
「……えっ!!……」
俺のその一言にようやく麗華は、
身支度を始めた。
俺は夢中で桐生を追いかけた。