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上エッチ新幹線

第9章 財前朋美の事情②

「朋美さんッ……好きだ……好きだぁッ……」
「ぁあんッ……慎之助くぅんッ……好きぃッ」

言わないつもりでいた。

言ってしまったら
終わってしまいそうで怖かった。

だから精一杯の気持ちを込めて
慎之助の背中に『スキ』と綴った。

でも慎之助は私を受け入れた。

他の女たちとは違う
本物の『スキ』を私は貰った。

「うぅッ……朋美ッ……朋美ッッ……」

年下の慎之助に呼び捨てにされ
興奮の数値が一気に上昇する。

「ぁふぅんッ……慎之助くぅんッ……」

私は慎之助を呼び捨てになどしない。

その方がMの私に合っている。

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