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上エッチ新幹線

第12章 デビュー戦は眠り姫!?

「浩介くん……好き……」

浩介は仲谷ではない。

そう分かっていながら止まらなかった。

強い嫉妬心が私を錯覚させる。

「寝言……だよな?」

浩介はそうはぐらかし明言を避けた。

「……違うよ……ホントに浩介くんが好き」

浩介が困っていることも
これが擬似的だということも
仲谷が好きだということも
全部……全部分かっている。

止まらないの……

「菜々子……頼む……寝言ってことに
してくれないか……」

仲谷にフラれた気分だった。

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