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上エッチ新幹線

第15章 絶好のチャンス!?

「ま、菜々子が客で良かったかもな」
「嬉しいとかですか?」

私は嬉しいけど。

お金を払ってでも仲谷と一緒に居たい。

「今日は誰にも気を遣いたくない」

財前朋美の高崎駅での急な下車と
東京駅行きのドタキャンのせいだろう。

「えぇ!つまんない!」

料金を支払っている私は
仲谷にもてなされる権利がある。

「菜々子が払った分は俺が払う。頼むよ」

そう言われてしまうと……

それに仲谷は疲れきっている。

「結構です。餞別として私からの好意を
受け取ってください」

皮肉った。

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