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上エッチ新幹線

第20章 財前浩平の事情①

菜々子は俺の前に
脚を組んで座った。

丈が短めのバスローブから
スラッと伸びる脚。

袂はわざと着崩しているようで
今にも胸が飛び出しそうだ。

俺の興奮を掻き立てる材料は
他にもあった。

座席は透明のガラスで区切られていて
他人に見られながらの
セックスが楽しめそうである。

「お隣に座ってもいいですか?」

菜々子を窓側の座席に座らせた。

そして早速肩を抱く。

「浩平さんとお呼びすればよろしいですか?」
「こーちゃんでいいよ」

年甲斐も無く俺の女には
『こーちゃん』と呼ばせている。

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