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上エッチ新幹線

第21章 財前朋美の事情④

「見ないでぇッ!見ないでぇッ!」

私の声が浩平に届くはずもないのに
大声で訴え続けた。

「ハァッ……ハァッ……見せてやれよ……」
「ゃッ……ゃめてぇッ……ィッ……ィクゥッ」

やめてほしいのにやめてほしくない
この矛盾した想い。

浩平は何やら叫びガラスを叩き続ける。

その浩平の無惨な行為に
申し訳ないと思う半面
興奮を抑えきれずにいた。

抵抗しながらも
この状況に酔いしれている。

どうにでもなってしまえ。

きっと私は狂っている。

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