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東京駅に到着すると
朋美は男と列車を降りた。

俺には朋美を追い掛ける
気力すら残っていなかった。

無気力な俺はダメージだけが残された。

俺以外の男に抱かれ
俺以外の男で感じている
淫らな朋美を初めて目にした。

何度も朋美がイク瞬間を見た。

その都度俺は吐き気がした。

これは偶発的に行われたことではない。

なにが株主優待だ。

「よその男に抱かれる奥様を目の当たりにした
感想は？」

菜々子もそう言っている。