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上エッチ新幹線

第28章 城之内麻琴の事情②

ホストと客が一緒に下車することは
規則で禁止されているようで
私が先に列車から降りた。

慎ちゃんが下車するのを
未練がましくホームで待っていた。

慎ちゃんが降りてきた。

声を掛けようと歩み寄った時だった。

「だ~れだ?」

慎ちゃんは背後から女性に目隠しをされた。

慎ちゃんはその女性の手を覆った。

「菜々子だろ?」
「正解ッ」

なに……この二人のはしゃぎっぷり。

その女性は慎ちゃんに腕を絡めた。

慎ちゃんは愛しい眼差しで
その女性を見つめる。

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