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上エッチ新幹線

第31章 城之内麻琴の事情③

「見ます?」
「工事中の物件か?」

この人……さっきから私の胸ばかり見てる。

豊胸してると思ってるのかな。

逆に小さくしたいくらいなのに。

「そうじゃなくて」

免許証と健康保険証を見せる。

翼はそれらを受け取ると
私の顔と互い違いに凝視する。

「……つまり……そういうこと?」

先程までの勢いはどこへやら。

「分かってもらえました?」

翼は座席の上に正座をした。

「もーしわけございませんッ!!!
御無礼をどうかお許しください!!!」

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