テキストサイズ

上エッチ新幹線

第31章 城之内麻琴の事情③

「下は見られても恥ずかしくないの?」
「あッ……」

胸ばかりに気持ちが行っていた。

翼は窓ガラス越しにニコッと笑った。

「麻琴さん。面白いね」
「……ごめんなさい」

面白いなんて初めて言われた。

それよりも慎ちゃん以外の男の人と
まともに喋ったことすらないのに。

でも今の私は翼と普通に接している。

しかもお互い裸で。

「麻琴さんて年いくつ?」
「20歳になったばかりです」
「えぇッ!俺とタメじゃん。なんだよぉ……
慎之助さんの幼馴染みだから年上だと
思ってたぁ」

また決め付けられてた。

私なんかより翼の方が遥かに面白い
……というか天然。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ